みなさんこんにちは。

今回は特殊仕訳帳の解き方について紹介するよ。

特殊仕訳帳とは

まず特殊仕訳帳がどんなものだったか思い出そう。

通常は取引を行うと仕訳帳に取引を記入(仕訳)します。

でも仕訳帳は会社に1つしかないから経理の人が一人で作業するのは大変だよね。そこで考え出されたのが特殊仕訳帳。

特殊仕訳帳はある特定の取引のみを記入するものなんだ。

代表的なものとしては下記のような特殊仕訳帳があるよ。

現金取引   → 現金出納帳

当座預金取引 → 当座預金出納帳

仕入取引   → 仕入帳

売上取引   → 売上帳

手形の受取り → 受取手形記入帳

手形の振出し → 支払手形記入帳

特殊仕訳帳を使えばこれらの取引は各特殊仕訳帳に記入すればいいから、仕訳帳の担当者の他に、各特殊仕訳帳の担当者を設定することができて、作業を分担させることが出来るよね。

簿記検定ではそれぞれの担当者が作成した特殊仕訳帳の情報をまとめて、試算表を作成するという形式の問題が出題されるんだ。

特殊仕訳帳のポイントは二重仕訳!

この特殊仕訳帳の問題は苦手とする人が多いんだけど、その原因は2重仕訳が存在するためなんなんだ。これはその名の通り2重に仕訳が行われてしまうということなんだけど、なんでこんなことが起こるのかな?

例えば、特殊仕訳帳として現金出納帳と当座預金出納帳を使用している場合に、現金¥1,000,000を当座預金口座に預け入れるという取引を行ったとしよう。

先程説明したように、現金取引は現金出納帳に、当座預金取引は当座預金出納帳に記入するんだ。だから今回の取引を行った場合、現金取引でも当座預金取引でもあるから2つの特殊仕訳帳に記入しなければならないんだ。

1つの取引を各特殊仕訳帳に記入し、それぞれの特殊仕訳帳から試算表に集計を行うと、当然、同じ取引が2回記入されることになるよね。

だからこの試算表に集計する段階で、2重仕訳の金額を削除しないといけないんだ。

この2重仕訳の金額を適切に把握することができれば、特殊仕訳帳の問題は特に難しくないよ。

特殊仕訳帳の問題の解き方

じゃーどういう流れで問題を解けば良いのか説明するね。

これは問題の情報がどのような形式で与えられているのかにもよるんだけど、今回は特殊仕訳帳ごとに情報が与えられているとしよう。

先程例に上げた取引のみだと仮定すると、現金出納帳に現金の減少¥1,000,000と当座預金出納帳に当座預金の増加¥1,000,000が記入されているという状況だね。

それぞれの特殊仕訳帳から取引を推定すると以下のようになるよ。

◆現金出納帳

(当座預金) 1,000,000 / (現  金) 1,000,000

◆当座預金出納帳

(当座預金) 1,000,000 / (現  金) 1,000,000

これをそのまま試算表に集計してしまうと、1つの取引が2重に計上されることになるんだったよね。

そうしないための解き方の注意点は一つ。

「特殊仕訳帳」が存在する勘定科目については、その特集仕訳帳からのみ金額を集計する。

今回の例で言えば、現金の金額は現金出納帳から、当座預金の金額は当座預金出納帳から集計しろってことだね。

先程の仕訳を使って説明すると以下のようになるよ。

◆現金出納帳

(当座預金) 1,000,000 / (現  金) 1,000,000

→これは現金出納帳から得た情報だけど、借方の「当座預金」は当座預金出納帳から集計するので、線を引く等して集計しないというシルシを付けておく。

◆当座預金出納帳

(当座預金) 1,000,000 / (現  金) 1,000,000

→これは当座預金出納帳から得た情報だけど、貸方の「現金」は現金出納帳から集計するので、線を引く等して集計しないというシルシを付けておく。

赤くした部分を除外して集計すると、2重仕訳にはならないよね。

まとめ

①どの特殊仕訳帳を採用しているか把握する。

②特殊仕訳帳が設定されている勘定科目については、当該特殊仕訳帳からのみ金額を集計する。

③特殊仕訳帳が設定されている勘定科目について、他の特殊仕訳帳に当該勘定科目が出て来た場合は削除する。

最初は難しいかもしれないけど、「まとめ」の流れを意識して問題を解けばそのうち慣れてくるからね。

苦手意識を持たないように注意しよう。

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